100円均一セリアの木箱を利用して、木製の救急箱(薬箱)を作ります。蝶番と留め金を使って、蓋(扉)が開け閉めできるように改造する予定です。
全体的に使い古されたようなアンティーク感を出したいので、水性塗料を使って色塗りをした後に、紙やすりを使ったシャビー加工にも挑戦してみます。
やってみて上手くいったことや掴んだコツなどは紹介するつもりです。ただ、初心者の挑戦記録なので作り方などは参考にならないかもしれません。
あたふたする場面もあると思いますが、作成の模様を楽しんで貰えたらと思います。
用意したもの
セリアで購入しました。仕切り板は着脱式です。オシャレな雑貨屋さんに置いてありそうなデザインです。
・木製仕切りケース(お気に入りのカードをかわいく収納)
約16.5(縦)×10.5(横)6(高さ)cm
この仕切りケースは人気があるようで、リメイク方法もたくさん公開されています。
・引き出しを取り付けて小さな収納に
・組み合わせて小物をディスプレイする棚に
・透明なシートを張ってショーケースに
など、SNSやブログを通してアイデアが披露されています。レシピや作り方を細かく紹介しているサイトもありますね。
セリア古色仕上げの金具シリーズです。「付属のネジで固定するだけ、ドライバー1本で簡単に取り付け」
・アーチ形留め金
・蝶番(22mm6p)
・ハンドル(93mm)
初心者にも扱いやすいので、壁掛け用の金具はよく使っています。
【すのこDIY】塗装してから壁掛けインテリアに改造【初心者】
流行りの「すのこDIY」にチャレンジします。水性塗料による色塗りを行ってから、金具を取り付けて壁掛けインテリアに改造する予定です。
今回用意した金具達は初めて使うものですが、装着方法は壁掛け金具(額縁フック)と同じ「ドライバーでネジを刺して固定する」というものなので、安心感があります。
色塗りに使う塗料はターナーのミルクペイントという水性塗料です。
・スノーホワイト
・トリトンブルー
初めはスノーホワイト一色しか持っていませんでしたが、塗りやすくて発色も可愛いので、色んなカラーを集めだしました。といっても、今回使うのは2色だけです。
他の塗料を使ったことがないので比較はできませんが、ミルクペイントは簡単に塗装が楽しめるので、初心者の方にもオススメだと思います。
カラーチャートや実例も載っているので、気になった方はミルクペイントの公式サイトをチェックしてみて下さいね。
商品の特徴なんかも紹介されていますよ。
「5つのポイント」
・森永乳業のミルク原料を使用した天然由来ペイント
・アメッリカントラッドの色調を忠実に再現
・各メディウムも全て水生で安心
・クリーミーな質感で、伸びがよく塗りやすい
・マットな仕上がりで、乾燥後は耐水性に
作業開始
使用する木製仕切りケースは安くてデザイン性も高いのですが、作りが若干チープな部分もあります。ボンドがはみ出していたり、所々木材が毛羽立っています。
ボンドは塗料で塗り潰してしまえばいいのですが、毛羽立っている所はトゲが飛び出している様な部分もあるので、紙やすりを使って滑らかにします。
触って怪我をしてしまうと危ないですもんね。救急箱ですし。手触りも重要だと思います。
夢中になって研磨していたので、作業中の写真を撮り忘れました。
特別なテクニックがあるわけではありませんが、目の粗いヤスリをザックリかけてから、細かいヤスリを何往復もかけました。
木の材質の問題なのか、側面に比べて天底の部分は手触り良くツルツルとはなりませんでした。もう少し頑張りたいなと思いつつも、腕が疲れてきたので止めました。
スノーホワイトのカラーを使って、全体を白く塗っていきます。100均の小さな刷毛を使っていますが、塗装面積が広いので大きなやつを使えばよかった。
初めの頃は専用のカップに塗料を移してから使っていましたが、最近は刷毛をドボンと突っ込んで使っています。容器汚れていますね。
仕切りを差し込む窪みは塗料をたくさん刷毛に付けて、流し込むような感じ塗りました。かなりの厚塗りになっています。たぶん、やり方としては間違っています。
底の部分は研磨をサボったので、塗料が塗りにくいです。刷毛が引っかかる感じで、あんまりうまく塗れません。
(もう少し頑張ればよかった)
1度塗り目が終了しました。ムラや刷毛跡がくっきり残っていますし、角には塗料が塊になっています。これでもなんとか修正しようと試みた結果なので潔く諦めました。
1時間ほど乾かしてから2度塗り目に移ります。少しでもムラや刷毛跡を隠したい所です。
2度塗り終了時点の仕切りケースです。雑な部分はある程度誤魔化せているかと思います。ただ、かなりの厚塗りになっているので、完成した時にどうなるのかちょっと不安です。
外側の2度塗り目をやっていきます。内側とは色を変えて、トリトンブルーを使います。深い綺麗な青色が特徴的で、乾くとマットな印象に仕上がります。
フチの部分をもう少し綺麗に塗り分けたかったけど、ガタガタになってしまいました。こういった場合はマスキングテープで保護しながら塗装すると上手くいくみたいです。
ホームセンターに売っていたので、今度入手してみます。デザイン性の高いカラフルなマスキングテープは100均にありましたが、きっとあれは塗装の養成には使えませんよね。
色塗りはこれで終わりです。1時間ほど乾かしてから次の工程に移ります。
使い古されたようなアンティーク感を出していくために、紙やすりを使って表面の塗装を剥がしていきます。最近覚えたシャビー加工というテクニック(?)です。
自然な環境でも色が落ちやすい部分(角や側面)を重点的に剥がしていきます。表面の塗料を落とすと、元々塗ってあった白の塗料が薄っすら浮き上がるので、雰囲気が出ているかと思います。
厚塗りしてしまった部分などは、なかなか塗装が落ちないので、粗いサンドペーパーで削っていきます。最悪、やり過ぎても色を塗り直せばリセットできるのでゴリゴリ削ります。
紙やすりは目の粗いタイプと細かいタイプの2種類を使用していますが、なんとなくの感覚でやっているので、使い分けるコツやポイントは特にありません。
「この辺の色が剥がれていたらオシャレに見えるかな」
とか、そんな感じで進めていきます。
一つ目が終わりました。いい感じにキズを付けられたと思います。
作業をしながら「救急箱がボロボロなのは、微妙なんじゃないか」とも思いましたが、人前で使う予定もありませんし、まぁいいかと納得します。
二つ目の箱に取り掛かりますが、手順も同じで似たような仕上がりになるので、スキップして次の工程に進みます。
蝶番を取り付けます。付け方は簡単で、ネジを穴に通してドライバーで閉めるだけです。
あまり考えずに作業をしていたら裏と表が反対になっていて「やり直し」という面倒な事になりましたが、取り付け作業事態は順調に進みました。
二か所に取り付けましたよ。「100円の商品だし、どうなんだろう」と思っていた部分はありましたが、蝶番の関節は違和感なく動いて、スムーズに箱の開け閉めができます。
角度は180度まで開くので、薬の出し入れをするには便利そうです。
取り付け最中に蝶番がズレてしまうと、蓋の開閉が上手くいかなくなってしまうので、セロテープやマスキングテープで固定しながらやるのもいいみたいです。
一度全てを外してから、調整してやり直しってだいぶ面倒ですよね。まぁ、逆につけてやり直しましたが、一か所だけだったので・・・。
続いて救急箱の正面にアーチ形留め金を取り付けます。こちらも付け方は簡単で、付属のネジを穴に通してドライバーで閉めるだけです。
留め具が若干下に寄ってしまい、見た目がカッコ悪い気もしますが、ロック事態はしっかりできるのでOKです。
フックは90度開きます。程よい硬さがあるので、床に落としたり衝撃を与えても、勝手に開いてしまうという事はないと思います。
最後にハンドル(取っ手)を付けて終わりです。近くで見ると古色加工がいいですね。サクっと付けて終わりにしてしまおうと思っていましたが、今までの金具と「ネジの種類(大きさ)が違う」。
下に映っているのが蝶番、留め金に付属していたネジ。その上がハンドルに付属していたネジです。長いです。これだと、木箱を貫通してしまいます。
同じシリーズの商品なので、てっきりネジも同じサイズなのかと勘違いしていました。よく確認しないとダメですね。
ネジ先が飛び出していると危ないので、別の手段を使って取り付けてみます。
木工用ボンド。木・革・布・紙同士(上記の素材)+片方が塩ビ・金属にも、という頼もしい多用途タイプです。
この取っ手が何で出来ているかわかりませんが、金属っぽい触り心地なので大丈夫でしょう。
完成しました救急箱です。アンティーク感もあって、おしゃれな感じに仕上がりました。
トリトンブルーの下からミルクホワイトが薄っすら見えていていい感じだと思います(写真は加工していませんが、光が強く当たって色味がわかりにくいですね)。
セリアの商品(木箱など)は同じものであっても若干サイズが違っていたりするので、少しズレているようにも見えますが、それもシャビー加工とマッチして「味」になっていると思います。
手間をかけて手作りした物なので、愛着が湧いています。なので、いつも通り採点基準はかなり甘めです(笑)
中は白色にしています。「薬が見分けやすそう」と思ってこの色を選びましたが、実際に入れてみるとあんまり関係なさそうです。箱に高さがあるので、ある程度容器の大きい物も入ります。
仕切りは塗り忘れました(笑)
ボンドで貼り付けた取っ手は強度が出ているので、薬を詰め込んでも重さには耐えられそうです。
さいごに
救急箱として作ってみましたが、こんな使い方も出来ました。
フェイクグリーンとブドウ(ダイソー)を入れて、おしゃれインテリアに。本来の目的とは違うけど、この使い方が気に入りました。
ということで薬箱としての役目は終えて、作成終了2日後に玄関にディスプレイされました。
ちなみに、後ろに飾ってある鏡は、セリアの商品をリメイクして作ったんですよ。こちらの記事で紹介しています。
【100均DIY】木製フレーム付き「鏡」を作って玄関の棚に飾ります!【セリア】
セリアのバニティミラーと木材を使って、玄関の棚に置く鏡を作ります。さり気なく飾られているような、小さくて可愛いものを作る予定です。
新しいものを作ったら、またブログで紹介します。よかったら遊びに来てくださいね。
それでは、最後までお付き合い頂きありがとうございました。