100円均一セリアの商品を使って、おしゃれ(予定)な木製鉢カバーを手作りしてみます。水性塗料(白・黒・青・緑)で色塗りをしてカラフルに仕上げるつもりです。
既存の観葉植物(フェイクグリーン)用にハンドメイドするので、サイズもピッタリになればいいなと思います。
やってみて上手くいったことや掴んだコツなどは紹介するつもりです。ただ、初心者のDIY挑戦記録なので作り方などは参考にならないかもしれません。
タイトルで若干のネタバレをしていますが、何とも言えない出来栄えになっています。失敗ではないと思いますが・・・。
用意したもの
用意した物ではありませんが、先に紹介します。「お、値段以上」ニトリで半年ほど前に購入しました(たしか)。玄関に飾ってあるフェイクグリーンです。
この植物にピッタリ合う鉢カバーを探していたのですが、中々見つかりませんでした。なので今回「自分で手作りしてしまえ」という、ノリと勢いで制作することになりました。
ちなみに、お店に飾ってある観葉植物はほとんどがフェイクです。メンテナンスの必要がなく、枯れる心配もないので重宝しています。
こんな記事も書いています。よかったら覗いてみて下さいね。
【セリア】フェイクグリーンを使えば可愛くなる説【グリーンガーランド】
ネイルサロンのインテリアに「緑」要素を増やしたいと思います。本物の観葉植物はお手入れが大変なので、フェイクグリーン(人工植物)を使ってみます。
このフェイクグリーンの鉢は銀色なんです。妙な高級感があります。個人的な好みの問題ですが、これがいまいち納得できなかったんですよね。
「じゃあ買うなよ」
と言われてしまいそうですが、「おしゃれな鉢カバーで隠してしまえばいいか」と思っていました。その後ホームセンターや雑貨店を回って探しましたが、見つかることはありませんでした。
今まで臨時で使っていたのは、左側に映っている茶色のカバーです。カインズホームで買った安いやつです。
鉢カバーの本体に使う木材です。100円均一セリアで購入しました。あらかじめ水性塗料のホワイトを使って、色を付けている状態です。
・木製角材 45×3.8×0.7cm(2本セット)
・木製角材 45×1.2×1.2cm(3本セット)
この木材はそのままでも使いやすいですし、色を付けたりして楽しむこともできます。応用性が高いと思います。
何かを作る時に「木材はホームセンターで買った方が安いんじゃないか」と思いつつも、セリアでこの商品をリピート買いしてしまいます。
色塗りに使うのは、ターナーのミルクペイントという水性塗料です。最初はスノーホワイト1色しか持っていませんでしたが、塗りやすくて発色も可愛いので、買い足していって4色まで増えました。
・スノーホワイト
・インクブラック
・トリトンブルー
・ピスタチオグリーン
他の塗料を使ったことがないので比較はできませんが、ミルクペイントは簡単に塗装が楽しめるので、初心者の方にもオススメだと思います。
カラーチャートや実例も載っているので、気になった方はミルクペイントの公式サイトをチェックしてみて下さいね。
商品の特徴なんかも紹介されていますよ。
「5つのポイント」
・森永乳業のミルク原料を使用した天然由来ペイント
・アメッリカントラッドの色調を忠実に再現
・各メディウムも全て水生で安心
・クリーミーな質感で、伸びがよく塗りやすい
・マットな仕上がりで、乾燥後は耐水性に
すごくどうでもいい話ですが、ブログにDIYの記事を書いて、ターナーのミルクペイントを使うたび、お決まりの紹介文を張っています。
「気に入っている商品だし、ある程度よさは伝えたいな」と思いつつも、ちょっと長いですよね。それに、別の記事を見た時「またコピペ紹介文か」って嫌になりますよね。
どうしたらいいのか若干悩んでいます。
まぁこれは追々考えていくとして、話を鉢カバー制作に戻しましょう。紹介した材料を使って作っていきますよ。
作業開始
木材を必要な長さに切り分けるために、鉛筆で印を付けていきます。定規などの測定工具は使わずに、鉢に直接板を当てて長さを取りました。
本当はピッタリのサイズで作りたいのですが、植物が入らなくなってしまうと困るので、余裕を持たせています。
切断していきます。このノコギリはカインズホームで買った1,000円ぐらいの物ですが、木材がゴリゴリ削れていきます。切るって感じじゃないんですよね。
ノコギリには木の繊維に対して直角に切る縦びき刃、水平に切る横びき刃があるみたいで、それも関係しているのでしょうか。
パッケージに「万能タイプ」と書かれていたし、替え刃式で着脱可能、収納に便利な折り畳み、なんて記載されていたからこれを選びましたが、店員さんに相談すればよかったかもしれません。
【100均DIY】トイレに飾る「おしゃれな壁掛け鏡」を作ってみます!木製フレーム装着【ミラーリメイク】
鏡に木枠を取り付けて、おしゃれ(予定)なトイレ用ミラーを作ります。コンパクトなサイズで、壁掛けにするつもりです。
こちらの記事でも触れていますが、セリアにホビー鋸という物が売っていたので、近いうちに買ってみようと思います。
コンパクトなサイズで、初心者にも扱いやすそうです。使ってみたら使用感など、レビューを書きたいと思います。
切り分けたので切断面を研磨していきます。毛羽立っていたり、ささくれ状態のままでは危ないので、紙やすりを使って滑らかに加工です。
目の粗いタイプと細かいタイプの2種類を使いました。あまり力を入れずに、何往復もする感じでかけましたよ。
木材を必要なサイズに揃えました。一区切りです。
今回手作りする鉢カバーは、今まで作ってきた物の中でも一番大きくて、一つ一つの工程で作業量が多いです。まだ、「ノコギリで切る」「ヤスリで磨く」だけしか終わってませんが、
疲れたので、もう辞めようか悩みました。
DIYの作業って普段使わない筋肉を動かすせいか、腕とか腰が痛くなりますよね。
はい、続いて塗装のコーナーです。
カラフルに仕上げる予定なので、それぞれの板をカラーチェンジして塗っていきます。こちらは、ピスタチオグリーン。優しい感じがする緑色です。
後で表面の塗装を剥がして、シャビー加工をする予定です。なので、薄めに塗っていきます。ムラや刷毛跡が残っても雰囲気がでるので、ザックリした雑な感じで進めます。
ちなみに刷毛置きに使っている板は、救急箱のリメイクに使った木製仕切りケース(セリア)の余りものです。乾かして再利用できるので、使い勝手がいいです。
【100均DIY】木製のおしゃれ「救急箱(薬箱)」を作ります!アンティーク感も出したい【木箱リメイク】
100円均一セリアの木箱を利用して、木製の救急箱(薬箱)を作ります。蝶番と留め金を使って、蓋(扉)が開け閉めできるように改造する予定です。
スノーホワイトとトリトンブルーをミックスして、白に寄った水色を作りました。
ミルクペイントはカラーを混ぜ合わせて使うことが出来ます。アレコレ試行錯誤しながらチャレンジするのも面白いです。乾くとマットな質感になるので、仕上がりが楽しみです。
この水色にインクブラックを混ぜて、灰色を作ったりもしたので後の写真で紹介しますね。
塗装完了です。カラフルな感じを想像していたけど、こうやって並べてみると色鮮やかな感じはしませんね。赤や黄色の塗料があれば、もう少し華やかなイメージになったのかな。
乾くまで1時間ほど放置して、次の工程に進みます。開始からの正確な作業時間は測っていなかったけど、ここまで2時間近くかかっている気がします。
表面の塗装を紙やすり(サンドペーパー)で剥がしていきます。最近ハマっているシャビー加工というテクニックです。
慣れてくると「ひび割れを作ったり」「ペンキで汚したり」「焼き目を入れたり」なんて事もできるみたいです。
自由自在に使い古された「汚れ感」を出せたら、物作りの幅も広がりそうです。少しずつ汚しのバリエーションも増やしていきたいです。
自然な環境でも色が落ちやすい部分(角や側面)を重点的に剥がしました。表面の塗料を落とすと、元々塗ってあった白の塗料が薄っすら浮き上がるので、雰囲気が出ているかと思います。
変化がわかりやすいように、シャビー加工後(左側半分)、シャビー加工前(右側半分)、の状態で写真を撮りました。
こうやって比較してみると、だいぶ印象が変わりますよね。後ろに映っている木材パーツ全てを加工するつもりなので、ここからは無心で作業していきます。
終わりました。親指を当てて削っていったので、付け根の部分が痛いです。
番手は80と100の粗いタイプを使っていましたが、途中でなくなってしまいました。なので最終的には、かなり細かいタイプを使って無理やり剥がしました。
たぶん、ツヤを出したり仕上げに使うものだと思います。全然剥がれなくて、
もう辞めようかと何度も思いました。
塗装の終わった木材パーツを組み合わせて柄(レイアウト)を考えます。と言っても、色の種類が少ないので10分ぐらいで決まりました。
写真に映した配置を採用です。この組み合わせ方が一番綺麗で、オシャレにまとまったと思っています。
木工用ボンドを使って組み上げます。強度の出る接着方法を勉強したので、それに倣って進めていきます。
・接着させる部分を水拭きして、ゴミやホコリを取り除く。
・木工ボンドを薄く平らにムラなく塗る。
・木材同士をすり合わせて、ボンドを均一に伸ばす。はみ出した液を綺麗に拭き取る。
・圧着(余分なボンドが出るまで、力を入れて押し込む)する。
今まで何度か試していますが、この手順で接着したものは、かなりの強度がでています。手で引っ張るぐらいでは、外れる感じはしません。おすすめのやり方です。
乾燥するまでの間は、こんな状態で放置します。分厚い本を2冊載せてしっかり固定。振動でバランスが崩れたら困るので、奥にはサイドテーブルを支えとして設置しています。
本来はクランプという工具を使って、程よい圧力を加え続けるのがいいみたいですが、これでも「見た目がカッコ悪い」ぐらいの不都合しかないので、しばらくはこの形態でやっていきます。
※適切な工具を用いた方が接着の強度がでるのかもしれません。
木材一つ一つの長さが微妙に違うので、所々隙間が出来ているのが不安ですが、修正するエネルギーは残っていないので、これで良しとしました。
ちなみに、セロハンテープは仮止めで使っていたものです。
半日ほど乾燥させて完成しました。観葉植物と組み合わせいます。
なんだか、微妙な出来栄えではないか・・・。
手間をかけて手作りした物には愛着が湧くので、いつもは採点基準がかなり甘めです。少し失敗したなという部分があっても、普段はベタ褒めの評価コメントを残しています。
「鏡を作った時の自己評価コメント」
おしゃれな感じに仕上がりました。
フレームの接続部分に隙間が空いてたり、斜めに張り付いている木材もありますが、それもシャビー加工とマッチして「味」になっていると思います。
配色も違和感なくまとまっています。統一感があって良い感じです。
しかし今回の鉢カバーはなんとも言えません。植物との色合いもマッチしていませんし、サイズが大きすぎるのも問題だと思います。
鉢が入らなくなるといけないので、余裕を持たせてサイズを取ったのですが大きすぎたかな。ちょっとブサイクな感じですよね。
残念。
さいごに
作成した鉢カバーは観葉植物と合わせて玄関に飾るつもりでしたが、なんとも言えない出来栄えになってしまったので、使い道を模索中です。
鉢カバーのデザイン事態は悪くない(?)と思っているので、底の部分を作って収納ボックスにしてもいいかなと思っています。
棚作りの時みたいに「完全に失敗した」というわけではないので、アレンジしてなんとか有効活用したい所です。失敗の様子はこちらの記事で紹介していますよ。
セリアで使いやすそうな木材を見つけたので、棚を作ってみようと思います。
新しい物をDIYしたり、リメイクした時は、またブログで紹介しますね。よかったら遊びに来てください。
それでは、最後までお付き合い頂きありがとうございました。