セリアのバニティミラーと木材を使って、玄関の棚に置く鏡を作ります。さり気なく飾られているような、小さくて可愛いものを作る予定です。
今回の作業ではノコギリを使用した木材のカットにも挑戦するので、使い慣れないバタバタした感じもレポートしようと思います。
いつも通り初心者の挑戦となるので、作り方やコツなどの役立つアドバイスは中々できないと思いますが、読みものとして暇な時に楽しんでもらえたら嬉しいです。
用意したもの
100円均一セリアで購入した鏡です。
・バニティミラー
壁掛け・スタンドミラーとして(ヘアセット、メイクアップに。)
ビッグミラーという大きなサイズの鏡もありましたが、存在感のない感じにしたかったので、小さなサイズを選びました。
フレームの部分になるセリアの木材です。
・木製角材 45×3.8×0.7cm(2本セット)
これは鏡をリメイクするために新調したものではなく、以前、棚作りで失敗した時の余りものです。ターナーのミルクペイント(水性塗料)で色塗りもしています。
「使い道はないけど、捨てるのはもったいないな」と思っていたので、活躍の場が来てよかったです。少し邪魔だったんですよ。
棚作り失敗の様子はこちらの記事で紹介しています。よかったら覗いてみて下さいね。
セリアで使いやすそうな木材を見つけたので、棚を作ってみようと思います。
木工用ボンド(速乾)です。サイズの小さなものを作るので、接着はボンド一本で乗り切る予定です。強度に問題がありそうなら、クギや金具で補強します。
紙やすりは8枚セットの安いやつです。木材の切断面を研磨するのに使います。
折り畳み式のノコギリ(1,000円)。カインズホームで購入しました。
売り場に50種類ぐらいのノコギリがあって、何を買えばいいのか分からなかったので、「収納に便利な折り畳み式」「一般工作にも」「万能」というパッケージを見てこれに決めました。
・CAINZ折込鋸(ポケットサイズ)120mm
替刀の取り換えも出来ます。切れ味が悪くなったら自分で交換が出来るので、このタイプは人気があるみたいです。
鏡DIY開始
バニティミラーを分解して、鏡の部分を取り出します。マイナスドライバーをぐりぐりねじ込んで、空いた隙間にペンチを刺して引っこ抜く作戦です。
「簡単に外れる」なんて聞いていましたが、かなり苦労しました。
最終的に力技で剥がしたので、角の方が2mmほどかけてしまいました。あんまり目立たないし、これもアンティーク感ということで、無理やり納得して次に進みます。
ちなみに、角を一か所剥がせたら、あとは簡単にベリっと剥がせました。
※追記です。ハサミを入れると簡単に奇麗に剥がせるみたいです。
分解が終わりました。ビニールのカバーは使わないので捨ててしまいます。鏡の側面は「なめらかに加工されているわけではない」ので、外した後の取り扱いには注意が必要です。
しかし、苦労して剥がしましたが、こんな感じの鏡だけ売ってそうですよね。
木製フレームの部分を作ります。必要な長さにカットするため、鉛筆で印をつけました。
定規を使って丁寧に測ったわけではなく、完成形の形にパーツを並べて線を引いただけなので、だいぶアバウトです。
ノコギリを使っていきます。学校の授業以来なので、かなり久しぶりです。簡単に使い方とコツを調べました。
・木材をしっかり固定する。
・切り込みを入れたら30度くらいで引く。
・引く時に軽く力を入れて、押し戻す時は力を抜く。
・切り離す時は重みで木材が割れないように慎重に。
この辺りに気を付けていけば、初心者でも上手くいくみたいです。やってみます。
切るというより削るに近い感覚です。ノコギリは「ギコギコ」という擬音で表現されますが、「ゴリゴリ」いってます。
扱う材料に対してノコギリが合ってないのかな。歯の細かいやつにするべきだったか。
ちょっと不安だったので、手を止めてスマホで調べてみるも、よくわからず。切断自体は問題なく出来そうなので、このまま「ゴリゴリ」削っていきます。
カットできました。切断面がボロボロなのは、最後に紙やすりを使って修正します。
「同じ長さに揃えて切ったつもり」の木材です。
完全にズレてますね(笑)
鉛筆の印自体は同じ長さに書いたはずなのに、切り終えるとこんなことになります。
これはフレーム側面に使うパーツなので、ズレてしまうと困るのですが、修正する手段がわからないのでこのまま使います。
木材の切断自体は難しい作業ではないので、一気に終わらせてしまいますね。
ボロボロの切断面を紙やすりで研磨します。触って怪我をしてしまうといけないので、目の粗いタイプと細かいタイプの2種類を使って、表面が滑らかになるまで磨きました。
「長さのズレている側面パーツを削って、同じ長さに出来ないかな」と思い付き挑戦しましたが、ちょっと無理がありました。一生懸命やっても、全然短くなりません。
もっと目の粗い紙やすりがあれば出来たのかな。
磨き終わったフレームパーツです。左の2本は側面用。L字型に組み合わせているのは上部・下部用です。
切断面を磨くついでに、塗料の上から薄っすらヤスリをかけて、アンティーク調に加工しています。所々ムラになっている感じわかりますかね。使い古された感じを出したつもりです。
ここまでの工程は、鏡を分解する。木材をカットする。紙やすりで研磨する。というもの。慣れた人ならなんてことない作業だと思いますが、
全部で2時間もかかりました(笑)
写真を撮りながらの作業という事もあると思いますが、さすがにかかり過ぎですよね。
さて、最後の工程に移ります。ボンドで接着しながら組み立てていきます。
棚作りの時は接着(自己流?)で強度が出せずに失敗したので、今回は反省を活かして基本通りの手順で進めます。
・接着させる部分を水拭きして、ゴミやホコリを取り除く。
・木工ボンドを薄く平らにムラなく塗る。
・木材同士をすり合わせて、ボンドを均一に伸ばす。はみ出した液を奇麗に拭き取る。
・圧着(余分なボンドが出るまで、力を入れて押し込む)する。
という流れです。この手順を踏むと接着力が上がって、強度が増すようです。
バランスが悪くて若干ぐらぐら揺れますが、分厚い本を重石代わりにして、乾くまで(半日)放置します。
木製フレーム付き鏡の完成
完成しました。可愛く仕上がったと思います。
作っている途中は「フレームの長さがズレてて嫌だな」と思っていましたが、組み上がってみると意外と目立ちません。むしろ、それも手作り感の温かみになっていて、いい感じかなと思います。
塗装をヤスリで削ったアンティーク調の加工も、オシャレ感が出ていて気に入っています。
この鏡には愛着が湧いているので、評価はかなり甘めです(笑)
裏から見るとこんな感じです。
玄関の棚に飾ってみる
玄関に「さり気なく飾られているような、小さくて可愛い鏡」を想像して作業を開始しましたが、イメージ通りに仕上がりました。気に入っています。
フレームに幅があるので、アイデア次第で色々楽しめそうです。今は小さな招き猫の人形を載せていますよ。
玄関のインテリアは、購入した小物や観葉植物をそのまま並べていただけで、手の込んだことはしていませんでした。
ただ、「玄関は家の顔」という言葉もありますし、一番初めに目にするポイントでもあるので、これからは少しずつ手を加えていこうと思います。
さいごに
自分で手作りした鏡ということで、愛着が湧いています。鏡に映った自分を見るわけではなく、鏡自体を見てしまいます。
ノコギリの使い方もある程度わかったので、これから色々なものに活用していくつもりです。木材を自分好みのサイズにカットできるのは大きいですよね。
またDIYやリメイクをしたらブログで紹介するので、よかったら遊びに来てくださいね。
それでは、最後までお付き合い頂きありがとうございました。