DIYで余った木材(端材)を有効活用して、おしゃれ(予定)な木製のコースターを手作りします。木材の大きさがバラバラなので、上手く組み合わせて小さめのサイズで2つ作る予定です。
水性塗料を使った色塗りもして、自分好みにカラーアレンジをします。パッチワークのようなカラフルな色合いするつもりです。
今回のテーマは一応「おしゃれ」ですが、「可愛い」「かっこいい」。仕上がりがよければ何でもいいかなと思っています。
思い付きで始めているので、方向性はいまいち定まっていません。本文もこんな感じで進んでいきます。
やってみて上手くいったことや掴んだコツなどは紹介するつもりです。ただ、初心者のDIY挑戦記録なので作り方などは参考にならないかもしれません。
制作過程を楽しんで貰えたら嬉しいです。それではいってみましょう。
用意した材料
余った木材達です。主に鉢カバーを作った時の余りものです。何とも言えない出来栄えになりましたが、気になる方はチェックしてみて下さいね。失敗ではないと思ってます。
【100均DIY】木製の「おしゃれ鉢カバー」を手作りします【微妙な出来栄え?】
100円均一セリアの商品を使って、おしゃれ(予定)な木製鉢カバーを手作りしてみます。水性塗料(白・黒・青・緑)で色塗りをしてカラフルに仕上げるつもりです。
元々はセリアの「木製角材 45×3.8×0.7cm(2本セット)」という商品です。水性塗料で白色に塗装してあります。下に敷いているベニヤ板は、土台として使います。
ただ、このベニヤ板には少し問題がありまして
こんな感じで大きく反っている状態です。真っすぐな木材を当ててみると、中央の部分は2cm以上の隙間ができます。買う時によく確認すればよかったです。
切り分けてから使うので大丈夫かなと思いつつも不安要素ではあります。
色塗りに使う水性塗料です。ターナーのミルクペイントシリーズ。
・スノーホワイト
・インクブラック
・ピスタチオグリーン
・トリトンブルー
初めはスノーホワイト一色だけでしたが、発色も可愛いし、初心者でも扱いやすいので色々なカラーを揃えだしました。全部で16色発売されているので、次は赤色か黄色を買い足そうかと思っています。
初めは専用のカップに塗料を移してから使っていましたが、最近は刷毛をそのままドボンと突っ込んでいます。容器がだいぶ汚れていますね。
写真を撮るたびに「もっと丁寧に使えばよかったな」と思ったり。まぁ、塗料入れのカップを洗う手間が省けますしね・・・。
切断面を滑らかにするアイテム達です。塗装後のシャビー加工にも使用します。
・サンドペーパー(荒目・中目・細目)8枚入
木製品の加工や表面仕上げに!
・細工用ヤスリ180mm(平形、鉄工用)
細工用ヤスリは今回初めて使います。「鉄製で何度も使えるし、紙やすりを使うよりもお財布に優しいかな」と思って買ってみました。セリアで100円です。
「鉄工用」と書いてあるので、木材に使っていいのかわかりませんが、実験的にやってみます。
DIY開始
必要なサイズに切り分けるため、完成形に並べて鉛筆で印をつけます。細工用ヤスリと併せて、L字型の定規も買ったのですが、正確に長さを図っても仕上がるとガタガタになるので、ざっくりやります。
若干面倒というのが本音ではあります。
こちらは2つ目のコースターです。本当は1つ目と同じ長方形で作りたかったけど、木材が足りないので縁(滑り止め)のついた正方形で作ります。
切り分けていきます。カインズホームで買ったこのノコギリ(1,000円)は、切るというよりゴリゴリ削るという感覚です。
DIYの記事で「ノコギリ選びに失敗したかな」と何度か書いていますが、使うたびにそんな感じがします。
セリアに行って細工用ヤスリを購入した時に、一緒にホビー鋸というのを買う予定だったんですよね。コンパクトなサイズで初心者にも扱いやすそうなやつです。
すっかり忘れてしまいました。
両者を比較して使用感などのレビュー記事も書いてみたいので、近いうちに買ってきます。
切断面はいつも通りな感じでボロボロです。紙やすりを使って研磨するので問題はないのですが、スパっと綺麗に切れたら時間短縮にも繋がりますよね。
ホビー鋸を買ったら少しは変わるかな?ただ単に「技術が下手なだけ」という可能性もあります。
ベニヤ板を切っていきます。さっきの木材に比べると、長い距離を切ることになるので難しいです。写真の通り鉛筆の目印からはだいぶズレています。
途中で無理に軌道修正をしようとすると、余計に酷くなる事は経験済みなので、流れに身を任せてこのまま一気に終わらせてしまいます。
土台となる部分ですし、正面からは見えないので多少の歪みはオッケーです。
それと、ベニヤ板の反りも小さく切ったら緩和されたようなので、問題なく使えそうです。
切断面はザラついていたり、ささくれていたりすると、触って怪我をする危険があるので滑らかにしていきます。これをすると塗料も塗りやすくなるので丁寧に作業をします。
紙やすりは「二重に折り畳んでから使うと、強度も出て研磨しやすい」という情報を入手したので、今回はこの裏技を使いました。
磨いている途中で破れることもなく、スムーズにストレスなく作業ができましたよ。プロフェッショナル(?)は両面テープで固定してから使ったりもするそうです。
パーツが揃いました。ここまでの工程は、「切り分けて磨く」というだけですが、結構時間がかかりました。それと、普段動かさない筋肉を使うせいか、腕が若干痛いです。
色合いも考えたいので、一旦完成形に組み上げてみます。カラフルにするといっても、使うカラーによってだいぶ印象が変わりますよね。
中央に板が4枚並んで、その周りを細い木(縁)で囲む感じです。土台になるベニヤ板が見えやすいように、細い木のパーツは少しずらしています。
所々パーツのサイズが違うのでガタガタはしていますが、ボンドでしっかり張り付ければ問題はなさそうです。塗装さえミスしなければ、いい感じのコースターになりそうです。
そして、正方形タイプの方は、
はい、失敗しました。
土台になるベニヤ板のサイズを間違えています。写真の赤線を引いている部分が、本来必要な大きさです。これだと縁のパーツが付けられませんね。
イージーミスです。ベニヤ板はまだ余っているので、切り直そうかと思いましたが、若干テンションが下がって面倒になったので、正方形のコースターは縁なしで作ることにします。
さて、色塗りの工程に移りましょう。
ピスタチオグリーンは白に寄った緑で、優しい感じの発色です。乾くとマットな仕上がりになります。耐水性もあります。
最終的には紙やすりで塗装を剥がして、使い古されたようなシャビー感をだす予定なので、刷毛跡やムラが残る感じで雑に塗っていきます。
ピスタチオグリーンにスノーホワイトを混ぜて新しい色を作りました。薄っすらとした緑色です。
ターナーのミルクペイントは、色を混ぜ合わせることができます。既存のカラーに満足できない場合などは、自分の好みに合わせてカラーアレンジが行えるので、アレコレ試してみるのも面白いです。
スノーホワイトに少しだけインクブラックを混ぜて作った灰色です。
インクブラックの塗料は、本当に「真っ黒」という仕上がりになります。重厚感があってカッコイイのですが、存在感も強く若干使いずらいので、いつもホワイトの塗料で印象を薄くしてから使っています。
ちなみに、カラーを混ぜるのに使った用紙は、ペーパーパレットではなく普通のコピー用紙です。急いで塗らないと紙に塗料が吸収(?)されて、乾いてしまいます。
専用のカップが見つからなくて、しかたなく使いましたが、次からは止めておきます。
続いて、正方形のコースターに取り掛かります。
当初はこちらもカラフルにする予定でしたが、土台であるべニア板のサイズを間違えて、若干どうでもよくなったので「個性的な感じにしてみようかな」と挑戦してみます。
オシャレ「にも」見える
という感じのテーマで、イラスト(絵)を描いてみます。
鉛筆で裏面に試し描きをしてみました。フォーク、スプーン、ナイフを雑に描いています。
子供の落書きにも見えるけど、雰囲気のあるカフェに置いてあれば、「おしゃれにも見える」。みたいな感じを意識しています。クオリティ的にはどうなんでしょうか。
とりあえず、裏面を使っているので失敗しても大丈夫です。試しに水性塗料でなぞってみます。
どうなんでしょうか(笑)
これを表面のイラストに採用してもいいのか、すごく微妙なラインです。自己採点で行くとギリギリ「なし」なんじゃないかと思います。
センスのあるような、味のあるようなイラストって
「感性に任せて、筆の動くままに仕上げる」
みたいな感じかと思っていましたが、バランスも計算し尽くされているんでしょうか。頭の中で無意識にできてしまうのかな。
さて、こちらの正方形コースターですが、ベニヤ板のサイズも間違えて若干どうでもよくなっていますし、このイラストで思い切ってチャレンジしてみます。
10分ぐらいで描き終わりました。裏面に書いた下書きよりはうまくなっている(?)気がします。
イラストに影を付けている時に「背景に少し汚しを付けた方が雰囲気が出るかな」と思って、黒の塗料を掠れた感じで使ってみましたが、やりすぎてしまいました。
全体的にではなくポイントを分けて、強弱をつける感じにすればよかったです。この点は、紙やすりを使って修正してみます。
ちなみに、刷毛を使って描いたのではなく、細めのネイルブラシを使ってイラストを描きましたよ。
シャビー加工をしていきます。今回は塗料を剥がしてキズを作るだけですが、慣れてくると「ひび割れを作ったり」「ペンキで汚したり」「焼き目を入れたり」なんて事もできるみたいです。
自由自在に使い古された「汚れ感」を出せたら、物作りの幅も広がりそうです。少しずつ汚しのバリエーションも増やしていきたいです。
加工後はこんな感じになります。角や側面など、自然環境でも塗料が落ちやすいポイントを重点的に剥がしました。加工前と比べると、だいぶ雰囲気が変わっていると思います。
使った紙やすりの番号(番手)は#80。荒目のタイプを使って何往復か撫でるとそれらしくなります。塗料を厚塗りしてしまった箇所は、力をいれる必要があるのでちょっと大変です。
イラストを描いた正方形コースターの方も加工しました。こちらは#180の中目を使いましたよ。黒で汚し過ぎてしまった背景を薄くする感じで、重点的に削りました。
一応、全体的なバランスは良くなったので修正にはなったと思います。
初使用の工具アイテム、細工用ヤスリも使ってみます。
破壊力抜群です。軽く力を入れただけで、木材がゴリゴリ削り取られていきます。
削り過ぎには注意が必要ですが、使い勝手のいいアイテムじゃないかと思います。ただ、鉄工用と書いてありますし、正規の使い方ではないと思うので、参考にされる方は注意してくださいね。
それと、ヤスリの目に詰まった木材はティッシュなどで拭いても落としずらいので、綺麗に掃除しながら使いたい場合は、ワイヤーブラシなどがあると便利です。
ここまでの作業が終わって、コースターの現状はこんな感じです。後はボンドで固定するだけという状態。
うーん、色に締まりがない感じがします。悪くはないと思いますが、縁に白色を使っているので、若干ボヤっとした印象になっています。
ここまで来て縁の色を塗り直すのも面倒ですが、いまいち納得がいかないのでカラーチェンジします。
10分で塗って、5分でシャビー加工をしました。時間がかかるとやる気がなくなりそうだったので、急ぎ目で作業を進めましたよ。色合い的には良くなったと思います。
ただ、コースターという感じはしませんね。飲み物を置いてみれば、それらしくなるのでしょうか。
最終工程に移ります。ボンドでの接着作業です。DIYやリメイクは時間があっという間に過ぎていきます。ここまで1時間半ぐらいです。
速乾タイプの多用途木工ボンドを使います。強度の出る接着方法を勉強したので、最近はそれに倣って進めています。
・接着させる部分を水拭きして、ゴミやホコリを取り除く。
・木工ボンドを薄く平らにムラなく塗る。
・木材同士をすり合わせて、ボンドを均一に伸ばす。はみ出した液を綺麗に拭き取る。
・圧着(余分なボンドが出るまで、力を入れて押し込む)する。
今まで何度か試していますが、この手順で接着したものは、かなりの強度がでています。手で引っ張るぐらいでは、外れる感じはしません。おすすめのやり方です。
クランプ(固定する工具)は持っていないので、無印で買ったサイドテーブルを重石にして固定します。重量があるので、しっかり圧力がかかります。
DIYブログを読む時のあるあるだと思うのですが、
「初心者でも簡単にできる○○作り!リメイクのやり方・手順方法」
なんて記事を覗いてみると、序盤からイカツイ工具達が登場してゲンナリする事があります。「これ本当に初心者向けなの?」とか思ってしまいます。
さて、この状態で半日ほど放置します。速乾タイプなのでこのぐらいで十分みたいです。そして、完成したのがこちら。
手間をかけた長方形コースターより、投げやりでイラストを描いた正方形コースターの方がそれっぽいです。長方形の方は、取っ手でもつけてみたら雰囲気でるのかな。
とりあえず、2つとも出来栄えには満足しています。コーヒーなんかをこぼすと汚れてしまうので、使うのがもったいないなという感覚も若干あります。
ただ、いざとなったら複雑な手順もなく簡単に作り直しができるので、すぐに実践投入してみます。
写真はマグカップでも置いて撮ればよかったかな。可愛くおしゃれに仕上がった(自己採点甘め)ので、インスタ映えを狙えばよかったです。
さいごに
自分の好みに合わせて、必要なサイズに合わせて作ることが出来るDIY、面白いです。作ったものには愛着も湧きますし、眺めているだけで楽しかったりします。
小さなコースターが上手く(?)できたので、次は大きめのトレー(お盆)でも作ってみようかと思案中です。
新しい物を作ったら、またブログで紹介するので、よかったら遊びに来てくださいね。
それでは、最後までお付き合い頂きありがとうございました。