ささくれの原因と予防法




爪周辺の皮膚が自然とめくれている状態を「ささくれと」いいます。また、地域によっては「さかむけ」と呼ばれることもあります。

放っておいても、ちょっとした痛みを感じる程度なので、気にしないという人も多いと思いますが、ささくれの放置は化膿や炎症の原因にもなります。「親不孝がささくれの原因になる」なんて迷信もありますが、今回は原因と、その予防法について紹介したいと思います。

原因と対処法

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手肌の乾燥

いちばんの原因は、手肌の乾燥だと言われています。台所仕事や洗濯など、水仕事の後にはハンドクリームを使い、こまめな保湿を心がけましょう。洗剤を使う場合は、ゴム手袋の装着も効果的です。

手肌の保湿は、ジェルネイル長持ちのコツでもあります。手間はかかりますが、綺麗な指先を保つため、対策を徹底しましょう。

栄養の偏り

ビタミンとコラーゲン(タンパク質)の不足は、ささくれができる原因のひとつとされます。人の皮膚はタンパク質で構成されるため、積極的に摂取しましょう。また、ビタミンは栄養の吸収を補助する効果があるので、コラーゲンと同時に摂ることをおすすめします。

コラーゲンの多い食品

鶏の手羽先・豚足・牛スジ・フカヒレ・ウナギの蒲焼

鶏肉では、手羽先しか挙げていませんが、皮・モモ・軟骨と、全体的にコラーゲンが豊富です。「油っぽい食べ物はコラーゲンが豊富」というイメージがありますが、肉類でもヘルシーとされる鶏肉に多く含まれるのは意外ですね。

魚介類では、フカヒレ・ウナギの蒲焼など、普段の食卓に並ぶメニューではありませんが、コラーゲン以外にも含まれる栄養素が豊富なため、外食時にオーダーしてみてはいかがでしょうか。

ネイルチェンジ

ジェルネイルのオフには、ネイルリムーバーという液体を使用します。このリムーバーには、有機溶剤である「アセトン」という成分が含まれいて、強い脱脂力から、指先の水分や油分を取り去ってしまいます。極度の乾燥状態は、ささくれの原因になるので注意が必要です。最近では、ノンアセトンリムーバーも登場しているので、頻繁にネイルを付け替える方には、こちらがおすすめです。導入しているネイルサロンもあるので、問い合わせてみましょう。

また、セルフネイルを楽しむ方に見られる原因ですが、ニッパーで甘皮をカットする時に皮膚を傷つけたり、メタルプッシャーで甘皮を押し上げすぎることにも原因のひとつです。正しい甘皮処理を意識しましょう。

さいごに

ささくれは皮膚疾患のひとつです。放置していると「化膿性爪囲炎」や「カンジダ性爪周辺炎」などを引き起こす恐れもあります。発症してしまった場合は通院、投薬が必要になることもあるので、予防を心がけ、しっかりと対策を行いましょう。

 

それでは、最後までお付き合い頂きありがとうございました。