爪周辺の皮膚が自然とめくれている状態を「ささくれと」いいます。また、地域によっては「さかむけ」と呼ばれることもあります。
今回は、できてしまった「ささくれ」の処理方法を紹介します。原因と予防法については、こちらをご覧ください。
放っておいても、ちょっとした痛みを感じる程度なので、気にしないという人も多いと思いますが、ささくれの放置は化膿や炎症の原因にもなります。「親不孝がささくれの原因になる」なんて迷信もありますが、今回は原因と、その予防法について紹介したいと思います。
ささくれの処理
正しい「ささくれ」の処理方法は、根元からカットすることです。大きなハサミや爪切りでは、肌を傷つけてしまう恐れがあるので、ネイルニッパーなどの、細かな作業に向いた器具を使用しましょう。
「ささくれ切り」「ササクレキリ」など、1000円程度で購入できる、ささくれ処理専用ニッパーも発売されています。毛抜きタイプで扱いやすい物が多く、不慣れな方にもおすすめです。
具体的な手順
まず始めに、アルコールや消毒液で器具の消毒を行います。この時、指先のささくれ周りも一緒に消毒してしまいましょう。
処理を行う場合は、根元からカットします。引っ張りながらカットをする方が、綺麗に切れる場合もありますが、症状が悪化することもあるので、絶対にやめてください。そのままの状態でカットしましょう。
処理が終わったら、アフターケアを行います。キューティクルオイルやハンドクリームを塗り、保湿をしましょう。傷口になっている場合は、絆創膏で保護します。もし、赤くなったり、腫れてしまった時は、皮膚科で診てもらいましょう。
やってはいけないこと
無理やり剥がしたり、引っこ抜いたりしてはいけません。皮膚まで一緒に剥がれて、雑菌が入ってしまう恐れがあります。また、放置することも辞めましょう。ささくれは皮膚疾患のひとつです。放っておくと「化膿性爪囲炎」や「カンジダ性爪周辺炎」などを引き起こす恐れもあります。
さいごに
「自分ではうまく処理できない」「面倒に感じる」という人は、ネイリストにお願いしてみましょう。ジェルネイルの施術時に、ささくれを処理してもらうのもいいですし、ハンドケアのメニューを利用して、お手入れのついでに処理をしてもらいましょう。
ネイリストはささくれの処理になれているので、自分で対処するより安全で、綺麗に処理できます。
それでは、最後までお付き合い頂きありがとうございました。