意外と知らないネイルの歴史(日本史)!

流行りのジェルネイルですが、爪に色を付けるという文化は、いつから始まったのでしょうか?
豆知識も含めてご紹介したいと思います。

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世界史編は以前の記事にあるので、興味がある方は是非こちらもご覧下さい!

飛鳥・奈良時代

古代より、赤に対して強い執着心を持っていたと言われます。
悪例や邪気を避けるための、呪術としての意味合いが強かったのでしょう。

紅殻(酸化鉄というサビのもと)が用いられ、額の中央や唇の両端に、部分的な化粧をしています。その延長線上として、指先を赤く染めていたのだと言われています。

平安時代

遊女が宮廷の婦女のような装いをしたため、化粧が一般に知れ渡り、下層階級にまで広がったと言われています。

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鳳仙花(ホウセンカ)と、ホオズキの葉をもみ合わせて爪を紅く染める、爪紅(つまくれない)も行われていました。

鳳仙花の別名がツマクレナイというのは、ここが由来なんですね。

江戸時代

紅花を使った染色技術が中国から渡来し、栽培が盛んになりました。

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化粧にも利用されるようになりますが、爪にも紅を塗ったため、爪紅(つまべに)と呼ばれました。

また、紅花を使って唇に紅を濃く塗る化粧は口紅(くちべに)と呼ばれます。
もともとは染料ですから、乾いた爪紅は水で洗っても簡単には落ちず、長く楽しめたようです。

近代

明治時代にフランスからマニキュア術が伝えられ、磨爪術(まそうじゅつ)として発達していきました。
磨爪術ですよ、呼び方カッコイイですね!←

70年代後半美容業界でもアメリカからネイルの技術と商品の導入が始まります。

80年代初頭ネイル技術を職業とする、マニキュアリストやネイルサロンが出現しました。

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1985年日本ネイリスト協会の設立(Japan nailist Association)

マニキュアリストが、日本ではネイリストと呼ばれるようになります。
東南アジア・東アジアの一部でもネイリストの名称が通じたりするらしいです!

90年代には、ネイル誌が多数発刊され、ネイルブームが起こっています。

2000年ジェルネイルが登場し始めました。
ネイルと言えばジェル!現在の定番となっていますが、登場してから15年しかたっていないんですね。

2006年日本ネイリスト協会は特定非営利活動法人(NPO法人)とし、新しいスタートを切ります。

2012年内閣総理大臣より公益財団法人として認められました。

最近では、撮った写真を自動で爪にプリントできる機械、オートネイルなるものも登場しています。ネイルを楽しめるアイテムが、これからもどんどん増えていきそうですね!

世界史辺はこちらの記事で紹介していますよ。よかったら覗いてみて下さいね。

意外と知らないネイルの歴史(世界史)!発祥は古代エジプト時代?

 

それでは、最後までお付き合い頂きありがとうございました。