ネイルサロンのチラシ(フライヤー)を手作りしました。




ネイルサロンをオープンしてから、7種類のチラシ(フライヤー)を手作りしています。

集客方法としては、ホームページ、ブログ、ホットペッパー、看板の設置など、色々な手法がありますが、地域に密着したお店作りを目指しているので、ご近所さんの手に届きやすい、チラシの配布に力を入れようと思いました。

まずは、一番初めに作成した時のお話です。

よくある

「反共率が200%上がった!集客チラシのデザイン!」

「これであなたのお店も繁盛店、手作りチラシの作り方!」

などの、ハウツー要素は一切ありません。ご注意下さい(笑)

何の知識もなく始めたので初心者が悪戦苦闘した挑戦記録として、読み物として楽しんでもらえたら嬉しいです。

データ作り

チラシを作るにあたって初めにした事は、上記にあるような有り難いお言葉の載った記事(サイト)を熟読しました。

「どんな人に読んでほしいのか、ペルソナを考える」

「目に留めてもらうため、インパクトのあるキャッチコピーを」

「レスポンスを計るしくみの導入」

ちょっと意味がわかりません

完璧を目指すよりまず終わらせろ

マーク・ザッカーバーグさんの言葉を信じ、とりあえず取り掛かることにします。

一般的にチラシの作成は、イラストレーターという高性能ツールを使うようです。しかし、お値段も高く、使いこなせる自信もなかったので、マイクロソフトのパワーポイントを使って作成しました。

Adobe Illustrator(アドビ イラストレーター)は、アドビシステムズが販売するベクターイメージ編集ソフトウェア(ドローソフト)である。wikipediaより

先に完成データを載せておきますね。

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「チラシ作りで困った、たった1つのこと」

ブログ記事のタイトルでよくありそうな言葉ですね。具体的な数字を盛り込むことが、クリックして貰うためのポイントだそうです。

これは、チラシの文言でも有効みたいですよ。

さて、このチラシでの答えは

余白を埋めること

ですね(笑)

アピールしたいことや、コンセプト、自店の拘っているポイントなど、載せるべき内容は沢山あるはずなのに、よくわからなかったんです。

とりあえず、上部の施術テーブルが映った写真を無理やり引き伸ばして対応しました。

それから、バランスをなんとかとって(今見るとまったくできてませんが)完成となります。美容業界のような華やかさは一切ありませんね(笑)

印刷会社にデータの入稿

メールが届き、タイトルは【重要なお知らせ】嫌な予感・・・

右下に配置されております地図の一部が断裁で切れる位置におります。

専用の雛形を使い、枠に収まるよう気を付けていましたが、ダメだったようです。

修正として、全体を上に3mmほど移動させ位置を調整して配置しております。

直してくれました!よかった。

印刷はラクスルという会社にお願いしました。テレビのコマーシャルでもおなじみの大手印刷会社です。最近はYouTubeにも広告が流れていますね。

格安・激安をうたっていますが(他の会社と比較してみると本当に安いです)、それだけでなく丁寧なサポートもして貰えて、とても満足しています。

チラシとフライヤーの違い

印刷会社では「チラシ・フライヤー」の入稿と記載がありました。今まで同じものだと認識していましたが、気になったので「チラシ・フライヤー」の違いを少し調べてみましたよ。

wikipediaから引用です。

チラシ

「散らすもの」→「散らし」から。A4判やB5判の一枚刷りのもので薄い紙のものが多い。街頭などで配布されるものでも、プラスチックの袋に入れることで、A3などの大きな判のものも配られている。新聞折込チラシでは広げた場合、B2~B1判(D2~D1判)の大きさのものもある。

 

フライヤー

(英)flyer,flierから。近代において、飛行機やヘリコプターを用いて、空からチラシをばら撒いて配布する方法がとられることがあった。

「呼び名の使い分け」と項目にありましたが、フライヤーに関しては名前の由来しかありませんでした。きっと、同じものなのでしょう。

ちなみに「ビラ」の項目もありましたが、長くなるので記載するのはやめました。気になる方は、wikipediaにアクセスしてみて下さい。

折り作業

2週間後届いたチラシ、4500枚。

スタッフはいません。一人でポスティングするにはかなりの枚数ですが、まず初めは知ってもらうこと!強気にいきました。

まとめて発注はお安いんです

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配りやすいよう2つ折りにする作業をします。この工程は、印刷会社のオプションで「折り加工」としてお願いすることも出来ますが、有料でお金が掛かってしまいます。

友達にも手伝ってもらいました。

余裕だよぉ~(*゚▽゚)ノとやり始めたものの、ひたすら同じ作業、無言になっていきます(笑)

沈黙を破って出てきた会話は、

らんっらんらららんらんらんっ♪え?まさかのナウシカ?!

謎のボタンを押してしまった私達は

無言

進撃の巨人のOPを歌う(歌詞は適当)

無言

CMの曲歌

沈黙と、謎のテンションを繰り返していました。

最終的に

アイパットッ、

アーイパッツ!

何故かiPadの発音練習をしていました(笑)

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終わるまで6時間もかかってしまい、手が痛い。このチラシの束を、自転車で走り回りながらポスティングするのですが、それは別の記事で書こうと思います。

続いて、デザインを変えてチラシを作り直したお話です。

冬用のチラシにチェンジ

シーズンの変わり目、イベント(バレンタインなど)に合わせて、チラシを作り直しています。

ネイルには季節に合ったデザイン、流行中のデザインがあるので、チラシに載せる画像や文章を変更し、出来るだけトレンドを追いかけています。

さわりの部分だけ真面目に書いてみました。この数行を読むと、広告業界を熟知したプロフェッショナルの雰囲気が出ていませんか。

すみません、でていませんね。

記事冒頭でも書いたことですが、もしかしたら「なにやら有益な情報が得られるかも」と、思った方がいるかもしれません。

ハウツー要素は一切ありません。

個人的にインターネットや書籍で調べた情報はありますが、基本的に自己流での作成となります。

お役立ち要素はありませんよ!(笑)

チラシを作ってみました。

今回のチラシは、3番目ぐらいに作ったものです。初めに作ったものに比べると、若干バランスがよくなっていると思います。

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ちなみに

美容業界によくある「美」を意識したデザインではありません。

こう書くと「何か理由があって、あえてこのデザインにしてるの?」という声も聞こえてきそうですが、「美」を意識したチラシは作れませんでした。ツールを扱うスキルが足りません(笑)

シンプルに見えて意外と難しいです。画像の加工であったり、フォントの決定、配置のバランス構成など、よく作りこまれています。プロの仕事はすごいです。

チラシの構成

素人ながら気を使ってみたポイントや構成を紹介しようと思います。

ネイル写真

ネイルサロンのチラシなので、写真を出来るだけ多く載せてみました。文章で説明するより、説得力があると思います。

中段にあるのは、定額コースのメニュー3点。解像度が低い(?)ということで、印刷時に少しボケてしまいましたが、インパクトのある綺麗な写真を使いました。

その下に5枚並んでいるのは、お客様ネイルの画像です。仕上がりのイメージを持って貰うため、重要かなと思います。

料金

初めに作ったチラシと違って、料金表を作りました。これが少しでも集客に繋がっているのかはわかりませんが、サービス料金の明確な記載は安心感に繋がると思っています。ただ、スペースがなかったので全ては書き切れていません。

推しメニューという程ではありませんが、「ワンカラー」「フレンチ」「グラデーション」など、人気の高い施術メニューを載せています。

目立たせたい文章のフォントカラー

ご新規様限定、施術料金「20%OFF!」、付け替え時オフ「無料!」、選べるカラーは「180色以上」は、アピールしたいポイントなので、薄いピンク色を使って目立たせています。

このフォントカラーはかなり試行錯誤しました。初めは赤色を使って兎に角目立たせようとチャレンジしましたが、「ここだけ目立ちすぎて不自然」そして、ちょっと胡散臭い。

周りの配色を意識して、オレンジ色を使ってみるもなんだか微妙な結果に。何パターンも試してみて、結局この形に落ち着きました。

店舗情報

住所、電話番号、websiteの情報は下部にまとめて書きました。「ご予約・お問い合わせ」と電話番号は少し大きめのフォントサイズを使いましたよ。

お店のある東川口駅周辺にしかポスティングしないので、住所を見ただけで「この辺りかな」と、想像がつく人がほとんどだと思いましたが、分かり易く地図を作ってみました。

無料ツールでの作成なので、これも解像度が低い(?)ということで、印刷時に少しボケてしまいました。この部分は、後々修正していきたいです。

さいごに

冬のチラシ以来大きなデザインの変更は行っていません。載せているネイル写真を差し替えたり、地図やプロフィール、自己紹介の変更など、若干の修正マイナーチェンジを行っているだけです。

一度は美容業界風のオシャレでスタイリッシュなチラシも配布してみたいので、プロの方に作成を依頼する事も考えています。まだ具体的な予定は立てていませんが、完成したら記事にして紹介したいと思います。

 

それでは、最後までお付き合い頂きありがとうございました。

※2017年6月18日 追記修正を行いました。