鳥獣人物戯画(ちょうじゅうじんぶつぎが)は、京都の高山寺に伝わる紙本墨画の絵巻物です(鳥獣戯画(ちょうじゅうぎが)とも呼ばれる。)。
国宝です。
「※嗚呼絵(おこえ)」に始まるものや、甲・乙・丙・丁と呼ばれる全4巻から構成されています。内容は当時の世相を反映して動物や人物を戯画的に描いた物です。成立については、各巻の間に明確なつながりがなく筆致・画風も違うため、平安時代末期 – 鎌倉時代初期にかけて幅のある年代に複数の作者によって別個の作品として制作背景も異にして描かれたが高山寺に伝来した結果、集成したものを「鳥獣人物戯画絵」と呼びます。
※嗚呼絵(おこえ)とは「ばかげたおどけ絵」の意味。平安時代から鎌倉時代にかけて用いられた言葉。風刺や滑稽を目指した戯画の一種と考えられる。
特にウサギ・カエル・サルなどが擬人化して描かれた甲巻が有名です。(カエルとウサギが相撲をしていたりするあれです。)
形は違えど江戸時代の人も擬人化していたのですね(笑)
鳥獣戯画には無名の作家さんも含まれているようなので、もしかしたら700年後に今のコミケで販売されたものが集結して国宝になっちゃったりする事も無きにしもあらず?(笑)
そう考えると面白いですね(^^)
今回は「甲巻」で描かれている「カエルとウサギの相撲」をネイルで作りましたよ。
カエルとウサギの相撲ネイル
キャラクターネイル・痛ネイルの材料は、すべてカラージェルを使います。
通常でしたら発色をよくするため、ホワイトのジェルで事前にワンカラーを塗った所からスタートですが今回は少しアンティーク感を出したいのでモカ系のカラーを塗ってからスタートします。
いつも塗っているのと比べるとかなり暗めです。
鳥獣戯画は墨汁で描かれているものなので、線を同じ太さで書くのではなく不揃い気味に描いていきます。シースルーブラックで少し背中塗りました。
目の細かいスポンジを使用して、シースルーブラウンを塗るのではなく叩きつけます。
いい感じに日焼けした感じになりましたね。
紙っぽさを出したかったのでマットトップコートを使用して仕上げます!
続いてウサギを作ります。モカ系のカラーを塗ってからのスタートです。
転んだ姿です。カエル同様墨汁のように線の太さが不揃いな感じでラインを描きます。
シースルーブラウンをスポンジで叩きつけます。
マットトップコートを塗ったら完成です!
雰囲気出ているでしょうか(^^)
さいごに
この間、「鳥獣机画」というガチャでゲットしたカエルさんと写真をとりました。
手前のカエルさんフィギュアが驚いている感じになってしまいました。
このガチャを見つけた時と蛙を引き当てた時にきゃー!!と歓喜の声を上げている私と、それを見る友人達との温度差がすごかったです(笑)
日本にも素敵な芸術作品があるのでまた機会がありましたら、他の作品にも挑戦したいと思います。
それでは、最後までお付き合い頂きありがとうございました。
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