多色を使ったワンカラーは、好きな色を取り入れたい時や「さし色」として濃いめのカラーを入れる事で、デザインがひきしまったりします。
「さし色」とは、ベースになる基本色に対して「アクセントとなる色」の事をいいます。基本カラー、ベースカラー、ベーシックカラーと呼ばれる、全体の印象を決める色に対して、ポイントを配するために差しいれる色のことです。
よく、ファッション雑誌でも「落ち着いたカラーデザインの洋服には、小物に濃い色をとりいれよう!」とか特集されていますね。これは「さし色」の事を表しています。
今回は「多色(さし色)を使う!ワンカラーネイルデザインの紹介」です。
キャスキッドソン風ネイル
「キャスキッドソン」の大柄のお花が好き、バービーピンクも1本ずつ取り入れたい。ただ、全体は派手すぎない感じにしたい。とご相談を頂きました。
ネイビーとバービーピンクは相性がよいので、お花アートをネイビーベース。花びらのカラーにバービーピンクを取り入れて統一感をだしました。
キャスキッドソンのお花は、オイルペイントのような混ざった感じが可愛らしいです。「かっちりとお花のラインをとってしまう」と雰囲気がでないと思ったので、描くというよりも、ホワイトとピンクを混ぜるようにアートを作りました。
「派手になりすぎないように」との事でしたので、相性がよさげなカラーを何点かピックアップして、お客様に選択して頂きました。グレージュに対して、ネイビーとバービーピンクがうまく差し色となっていますね。
大人ガーリーネイルに仕上がりました!
オーダーメニュー
ワンカラー(グレージュ)+色追加(バービーピンク)+キャスキッドソン風薔薇アート
針金スマイルネイル
飽きっぽいので色んなアートを取り入れたい、とご相談を受け、何点か参考画像を見せて頂きました。デザインに使いたいというカラーは、ピンク、オレンジ、レッドです。
色の好みをお伺いしていたら「色味的に中間色がお好きそう」だったので、相性が良さげなカラーを何点かピックアップして、お客様に選んで頂きました。
アシンメトリーがお好きとの事でしたので、あえて配置をずらしています。手芸用のワイヤー(針金)で、スマイルマークを作りました。
ストーン以外を使って「キラキラ感を出したい」とおっしゃっていたので、ホイルのゴールドとオーロラフィルムをオススメしました。アートのない爪に設置して、キラキラ感をだしています。
見るとニッコリ笑顔になるネイルに仕上がりました!
オーダーメニュー
ワンカラー(ピンク)+色追加(ホワイト、レッド、オレンジ)+スマイル針金アート+オーロラフィルム+針金フラワー
ライトグレーオフィスネイル
シンプルなネイルがお好きなお客様です。ずっとやりたかった「ライトグレーをベース」にして、季節も出るようにしたい。とご相談を頂きました。
季節は冬でしたので「ネイビーとグレージュが旬」なのと「ライトグレーに合わせても可愛い」と思ったので、オススメをして採用頂きました。
ネイビーは差し色として1本ずつ。他のお爪は、バランスがよくなるように各本数いれています。ポイントとして、ストーンとパールを1本ずつ設置しました。
シンプルだけどお洒落なオフィスネイルに仕上がりました!
オーダーメニュー
ワンカラー(ベージュ)+色追加(グレージュ、ネイビー)
さいごに
カラーのトーン(明度、彩度)を合わせてあげれば、指を全部違うカラーで塗り分けたとしても、不思議と統一感がでて、違和感なく仕上げることができます。思いきって好きなカラーを詰め込む事も、デザインの幅が広がって楽しいですよ。
それでは、最後までお付き合い頂きありがとうございました。