NPO法人日本ネイリスト協会が「ジェルネイルを安全に楽しむために」という、装着後の注意点をまとめたPDFファイルを発行しています。
タイトルの「安全」からわかるように、ジェルネイルにはメリットだけでなく、知っておくべきデメリットもあります。綺麗になった指先を見るだけで、パッと明るい気持ちになるジェルネイルですが、正しいメンテナンス期間をしらないためトラブルにあってしまった。
そんなことがないように、今回は「正しいメンテナンス期間」をご紹介したいと思います。
推奨メンテナンス期間
日本ネイリスト協会による推奨メンテナンス期間は、「約2~3週間」とされています。
これは、健康で美しい爪を保つためのとても大切な目安です。ネイルメーカーの商品開発による「モチの向上」、ネイリストのノウハウ蓄積による「モチの向上」。ほかにも様々な理由がありますが、最近では施術から1ヶ月以上の装着が可能になっている場合もあります。
ネイルは長持ちするに越した事はありません。お気に入りのネイルであれば、ついつい「あと少しぐらいは大丈夫かな?」と思ってしまいがちです。
しかし、健康で美しい爪を保つ。これを一度考えてみて下さい。
見るからに「浮いている」状態なら意識することができますが、「若干の浮き」は気づきにくく、「中まで浮いている」のかは、見ただけではほとんどわかりません。一色塗りのワンカラーで爪を塗り潰しているならなおさらです。
中浮きの放置により、ジェルと一緒に爪の表面が剥がれてしまうこともあります。
爪が薄くなったと感じた事はありませんか?
施術では表面を軽く削ることがあるので、装着を繰り返したためだと思う人もいるかもしれませんが、中浮きの放置が原因である可能性もあります。
さらに、浮いたを状態を放置することは、細菌にとって住みやすい環境を与えることになります。
前にお話をした「グリーンネイル」だけではありません。
- 「爪周囲炎」
- 「爪真菌症」
- 「爪甲剥離症」
など様々なトラブルの原因になりうるのです。症状が酷い場合は専門医の受診、通院が必要になります。当然その間のネイルはNGです。
まだ大丈夫、これぐらいなら、と思わずに「メンテナンス周期」を気にかけ、ジェルネイルとの正しいお付き合いをして下さいね。
さいごに
あくまで、推奨されているメンテナンス期間が「約2~3週間」であり、それぞれの生活環境や爪の状態によって、これは変わってくるものです。
通っているネイルサロンがある方は、しっかりネイリストと相談し、ご自身の適正な付け替え時期・メンテナンス期間を見つけて貰えたらと思います。
まだ始めたばかりで相談できるネイリストがいない、という方は「約2~3週間」を目安にしてみて下さいね。
適正なメンテナンスを心がけネイルを長く、そして楽しく続けて貰えたら嬉しいです。
それでは、最後までお付き合い頂きありがとうございました。