キューティクルオイルを使った保湿、クリームを使ったハンドマッサージなどは、健康な爪を育てる上で有名なケア方法ですね。今回は、少し視点を変えてみたいと思います。
「外側からのケアでなく、体の内側からのケア」
爪の成長を促す食べ物(栄養素)に注目してみます。
紹介に入る前に、まずは爪の成分につい確認しておきましょう。
爪って何でできている?
ネイルの基礎知識で紹介したことがありますが、もう一度おさらいしたいと思います。
爪は皮膚が角質化したものであり、皮膚の一部です。骨のように硬い感触があるため、「カルシウム」が主成分と思われがちですが、ケラチンというたんぱく質が主な成分となっています。
また、14%前後の水分を含んでいて、お風呂上がりや季節によって分量は変化していきます。
必要な成分と食べ物
健康な爪を育てるためには、バランスの良い栄養摂取が重要です。必要な成分を具体的にみていきましょう。
たんぱく質
最も大切なのは、爪の主成分であるたんぱく質です。「動物性たんぱく質」「植物性たんぱく質」どちらも重要なので、バランスよく意識して摂取しましょう。
肉、魚、乳製品、大豆、穀物
ビタミン
ビタミンA
薄くなった爪を硬く、丈夫にする効果があります。
レバー、うなぎ、卵黄、緑黄色野菜
ビタミンB群
8種類あるビタミンをグループにしたもので、健康な爪を育てるために、重要な栄養素です。
豚肉、レバー、しじみ、まぐろ
ビタミンC
ささくれの予防にも効果があります。
オレンジ、ピーマン、トマト、いちご
ビタミンD
カルシウムやリンなど、ミネラルの吸収を補助します。
マグロ、うなぎ、きくらげ、しいたけ
ビタミンE
血液の循環をよくし、つやのある爪を育てます。
らっかせい、ほうれんそう、うめ、いくら
ミネラル
鉄
不足すると爪が薄くなり、反り爪などの原因になります。
レバー、ひじき、ぱせり、あおのり
亜鉛
爪の主成分であるたんぱく質の合成に関わっています。
カキ、アーモンド、レバー、ホタテ
カルシウム
爪の主成分ではありませんが、大切な栄養素です。
豆腐、ヨーグルト、ブロッコリー、いわし
さいごに
苦手な方も多いかもしれませんが、レバーは豊富な栄養を含んでいます。カキなどは冬に楽しめるので、これからの季節にばっちりですね。
どの栄養素も、バランスよく摂取することが大事です。「外側からのケアでなく、体の内側からのケア」を意識してみてはどうでしょうか。
それでは、最後までお付き合い頂きありがとうございました。